網代編みの箕です。僕の作品は皮と皮下１まいのところのヒゴだけで編んでありますので丈夫で長持ちします。

正式な名称は”波縁六つ目篭”と言います。 僕はワークショップの時にみなさんの前で編んでいます。 我が家では”へちゃ”と呼ばれています。

ふつうは皮と身で編むのですが、僕的には皮で編むのが好きです。 簡単なかごのようですが、なかなか１度として同じものが仕上がりません。

三本網代で編み上げて縁は”つづら”を挟んで焼きなましをした銅線で仕上げています。

皮と皮下１枚だけで編んだ三本網代です。 縁は輪口消しで仕上げてあります。

四ツ目かご　縁は２枚剥ぎで矢筈に編んで仕舞っています。 ひごの細いかごでは多い加工ですが、幅のひごのかごでは珍しい細工です。

表を三本網代で編み裏を六つ目編みで網代に一部差し込んで外れないわめるのがように編み枠にはめ込んだ盆ざるです。 底編みは、ある程度竹細工の経験のある人なら出来るのですが・・・ 外枠にはめ込むのが、とにかく難しい！！

綺麗に決まると、裏も美し～～

こんなカゴが編めたらいいな～～～と思い始めてから5年！！ 試作する事、数え切れず！ やっと出来たカゴです。

昔、絹糸を取るためにカイコさんを飼うのに使われていたカゴです。 知的障害者の作業所で、焼きたてのパンやクッキーを冷ますのに編ませていただきました。